ドレスは基本的には「汚してはならないもの」です。お仕事でドレスを着ていて、普段着のように消耗品として扱える場合は別ですが、はれの日に着るような上等なドレスの場合は、洗えないと思って慎重に振舞うことが大切です。なぜ洗わないのか、というと、第一に、洗濯のできる素材でないことが多いです。美しさを第一に考える衣装がドレスですから、洗濯機でがらがら洗うことはまずできません。また、光沢などの布地の特徴を失ったり、ドレスの形が崩れたりしますので、そのままの状態にしておくのが一番よいのです。とはいえ、全く汚れないわけではないですよね。うっかり食事でソースなどの跳ねを作ってしまうかもしれません。私はホテルで食事をしていて、ウェイターさんがミルクピッチャーを落としてしまうという事件に遭遇し、ドレスの裾にミルクがはねてしまったことがあります。そういう不可抗力な事態もあるでしょう。雨の日に裾が汚れてしまうこともありますよね。こうした小さな汚れが出てしまった場合は、丸洗いではなく、自宅で部分的に洗って対処しましょう。

そうすることでドレスを痛めずにすみます。

でも、もっと大規模な汚れがついてしまった場合、ポイント洗いでは間に合いません。そういう場合は、クリーニングに出せるものは出したほうがよいです。ただし、クリーニング屋を選ぶ時には注意が必要です。ドレスを日頃から扱いなれているところで、素材などにも注意してくれるところを選びましょう。ビーズやストーン、ファー、フェザーなどがついているドレスの場合は、うっかりクリーニングに出すと変色したり壊れたりすることがあります。ドライクリーニングで生地が変質したり、変色することもあります。借り物のドレスの場合は特に慎重に、クリーニング屋さんに相談しましょう。コサージュやリボンなどの小物は、クリーニング屋さんでも紛失しやすいものですから、預ける前に外しておくべきです。もしもドレスのタグに手洗い可とある場合は、自宅で手洗いをしたほうが安全かもしれません。お湯の温度や洗剤の種類、干す場所なども記してあることがありますから、必ず見てから洗濯しましょう。たいていのドレスは日陰に干すよう指示されていますから、洗い終わったところで気を抜かず、干す場所を間違えないようにしましょう。できればドレスを買う前にタグや素材を確認し、洗いやすいものかどうかをチェックするのがよいですね。デザインも重要ですが、気に入ったものは長く大事に使いたいものですから。

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